こんにちは。一宮市の児童発達支援、放課後等デイサービス「ハナバコ」です。
放課後等デイサービスに興味があってもどんな活動内容なのかわからない、利用の料金がどうなっているのか知りたいけど、調べてもよくわからない……という場合も多いですよね。
今回は、放課後等デイサービス、一部では呼称として「児童デイサービス」と呼ばれている施設について、おおまかな活動内容や目的、料金、対象者を解説していきます。
放課後等デイサービスに興味があるけどよくわからない、今後使ってみたいという方は、ぜひ参考にしてくださいね。
放課後等デイサービス(児童デイサービス)は療育施設
放課後等デイサービス、児童デイサービスとは「療育施設」です。療育施設の中でも、日中に通所する形の施設であり、通常は泊りでの療育は行っていません。
障がい児支援と保護者支援の2つの機能をもつ施設
療育とは、簡単にいうと発達障がいや障がいを持つお子さんに対して、個々の発達の状態や障がい特性に応じ、困りごとを解決したり、社会と触れ合ったり、将来の自立につながる支援を行うことです。
子どもの発達を支援することが主軸ではありますが、実際には「保護者支援」としての側面も大きく、様々な事情のあるお子さんが利用されるケースもあります。
放課後等デイサービスで行っていること
放課後等デイサービスで行っている活動は、施設によってさまざまです。たとえば、放課後等デイサービス「ハナバコ」では、以下のような活動やトレーニングを行っています。
- メソッド(ハナバコメインの運動療育。粗大運動や微細運動を組み合わせて発達を促します)
- 制作遊び(指先の発達を促しながら、ものづくりを楽しむ気持ちを育みます)
- 自立支援と日常生活の充実のための活動(日常動作や習慣など自立に向けて生活の中で支援を行います)
- 創作活動
- おでかけ(外出先で社会性を育んだり、余暇を提供したりします)
- 集団活動、個別活動(集団での遊びやトレーニング、個別での遊びやトレーニング
)
ざっくりと分類すると上記のような活動を行っていますが、そのほかにもお子さんの支援に繋がる活動や、ぜひお子さんたちに経験していただきたい活動など、様々な支援活動を行っています。
放課後等デイサービスの対象者や利用条件
放課後等デイサービスの対象者や利用条件は、以下の通りです。
- 6歳から18歳までの就学児童であること(必須)
- 「通所受給者証」と呼ばれる手帳を持っていること
療育手帳や精神障がい者保健福祉手帳などの手帳をもっているお子さんはもちろんですが、医師の診断などにより支援が必要だと市町村より認められているお子さんも利用の対象となります。
市町村で申請を行い「通所受給者証」を発行されると、放課後等デイサービスの利用を開始できます。逆に言えば、療育手帳があっても「通所受給者証」がない場合は放課後等デイサービスの利用はできません。ぜひ、覚えておきましょう。
まだ何も福祉とのつながりがなく、困っている方は、まずは市町村の福祉窓口に相談してみてください。
放課後等デイサービスの費用は?
放課後等デイサービスにかかる費用は、世帯により異なります。原則は1回のご利用につき1割負担ですが、世帯によって「負担上限月額」が決まっているため、基本的には下記3つの上限額に収まった金額を上限として支払って利用します。
- 0円(非課税世帯)
- 4,600円(所得割課税額 28万円未満/年収約900万円未満)
- 37,200円(所得割課税額 28万円以上/世帯年収約900万円以上)
1回の利用につき1,000円前後の負担額になることが多いため、たとえば1回しか利用がない場合には、上限金額より安くなるケースも。
あくまでも上記は「上限」ですので、実際に支払う金額は若干異なる点にご注意ください。
放課後等デイサービスを利用するメリット・デメリット
この章では、放課後等デイサービス、児童デイサービスは利用するのにどんなメリットやデメリットがあるのかご紹介します。
放課後等デイサービスを利用するメリット
放課後等デイサービスを利用するメリットは、以下の4点です。
- 少人数なので個別的な指導や支援が受けられる
- グループでの社会性や体験ができる
- 送迎があるので働いている保護者でも利用しやすい
- その子の個性に合わせた支援が受けられる
小学生に上がるとクラスの人数も多く個別的な対応が難しいケースでも、放課後等デイサービスなら個別的な支援が可能。放課後や長期休暇での居場所や支援が受けられる環境が整うことで、お子さんの心の成長や発達を促す機会にもなり、保護者目線でも、お子さん目線でもメリットは大きいと言えます。
放課後等デイサービスを利用するデメリット
放課後等デイサービスを利用することによる実質的なデメリットはありません。しいて言えば利用料がかかる点ですが、それも世帯収入に応じて上限負担額が設定されており、大きなデメリットとは言えません。
とはいえ、利用時の注意点はありますので、知ったうえで利用するのがおすすめです。
- 実費負担分が発生する場合がある(おやつや製作費、おでかけ費用など)
- 人気の施設はすぐに予約が埋まってしまう
- 希望の支援内容の施設が近くにあるとは限らない
- 施設によって療育の質にばらつきがある
これらの注意点は、実際に見学へと足を運んで説明をしっかり受ければ解消されるものがほとんど。ただし、人気の施設はやはりすぐに予約が埋まってしまう傾向がありますので、早めに見学や契約をすすめるのがおすすめです。
まとめ
放課後等デイサービス、または児童デイサービスとは発達が気になるお子さんや家庭支援が必要なご家庭のための通所型療育施設。
放課後等デイサービスは施設によって特色や活動内容は様々です。
ぜひ、お子さんに合う特色の放課後等デイサービスを選び、活用してくださいね。